IT国家資格

不合格体験記 (基本情報技術者)_午後試験はセンスが必要でした・・・

1. 受験した資格

基本情報技術者

2. タイトル

午後試験はセンスが必要でした・・・

3. ニックネーム

プログラマ挫折者

4. 性別

男性

5. 受験日

2017/10/15

6. 受験時の年齢

26歳

7. 該当資格試験の受験は何度目か

1回目

8. 合否

不合格

9. 正解率 or 取得点数

午前:80%、午後:50%

10. 学習に費やした時間

約120時間

11. 実務経験年数

1年未満

12. 受験しようと考えたキッカケ

当時、プログラマとして上司から「全般的な基礎知識を学んでおかないと実装で思わぬバグを生むよ」と言われ、基本情報技術者試験を受けてみることにしました。

テキストを読んでみればわかりますが、実務と直接的に結びつくものはなく、あくまで知識としての試験とタカをくくることに。
これが不合格の原因になった気がしています。

13. 学習形態

独学

14. 使用した参考書や問題集

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
【良かった点】基本情報技術者試験に出題される小難しく無味乾燥な内容をイラストとマンガを交えてコミカルに解説した良書でした。
一度、大滝みやこ先生の基本書で勉強しはじめましたが、やはり無味乾燥でなかなか頭に入ってきませんでした。
それと比較すると、イラストやコミック調の部分がイメージに残りやすく、知識の記憶定着に役立っているように感じました。
さすが人気No.1のテキストだけあるなと思いました。

【悪かった点】
説明が丁寧な分、盛り込める情報量には紙面の都合上、限界があるのかなと感じました。
過去問をやっていて「あれ?なんだ?これ」と思う部分は、過去問をやりながら追加で覚えていく勉強方法で取り組みました。

基本情報技術者過去問道場(午前)|基本情報技術者試験.com
基本情報技術者過去問道場(午後)
【良かった点】
退屈になりがちな書籍での学習と違ってゲーム感覚で過去問に取り組むことができました。
しっかりした解説を求める方や、やはり手元に問題集がないとというかたにとっては書籍がよいのでしょうが、
仕事で忙しく、通勤途中など細切れ時間で勉強するには上記サイトがよいと個人的には感じました。

15. 学習方法

【試験2か月ほど前】
仕事をしながら嫌々ながら資格試験勉強をしはじめることに。
正直、最初はあまりやる気が出ず、なかなかテキストも過去問も進みませんでした。
キタミ式で最初のほうに出てくるN進数の計算などでもう「退屈」とか「難しそう」という苦手意識が定着してしまい学習が止まってしまいます。
何日かまともに勉強しない日がつづいてしまったため、計算問題などではない後半の知識問題部分(マネジメントなど)の解説から読み進めて、最後に計算問題などをやるという方法に切り替えました。
当初はキタミ式を全部読み切ってから過去問道場をしようと思っていましたが根気が続かず、キタミ式を読み進めながら過去問もこなす、解答をみてテキストで調べて理解し覚えるという方法をとっていきました。

【試験まで1か月を切った頃】
午前問題はなんとかやりそうだとしても、午後問題がまったくわけがわからない状態でした。
一生懸命に取り組んだのですが、自力で解答まで導き出すことができず、毎度、答えを見て「あっ、そうやるのか」という始末。
なかには解答を見てもちんぷんかんぷんな問題も多く、苦しい思いをして厳しかったのを覚えています。 
学習時間が限られていたこともあって、最終的に過去問ばかりをやる学習法になってしまい、しっかりした理解に基づく勉強ではなくなりました。

【苦手な部分について】
午後問題は、全般的に苦手でした。
発想力や論理的思考能力がないと自力で解くことが難しく、iTecの午後問題対策本などにも試験直前に取り組んだのですが、答えを見るばっかりで自力ではほとんど解けずじまいでした。

16. 集中力やモチベーション維持する方法があれば

実務のプログラミングに直結するわけではないので正直、モチベーション維持が大変でした。
午後試験の選択問題ではJava言語を選択。
実務で使用している言語を選び、なんとかモチベーションを維持していました。

17. 試験について感想

午前問題は、正直なところテキストをしっかり理解していなかったとしても私のように過去問を大量にこなしていけば受かります。
実際、似たような問題が散見されましたし、暗記で正答を導ける問題も多く合格点を取ることができました。

問題は、午後です。
同じく大量の午後問題の過去問に触れてから試験を受けたのですが、数をこなせば解けるようになるというものではありませんでした。

大量に過去問をこなしていると「解答を見れば」確かにパターンのようなものは感じ取れるのですが、実際に、試験日当日になって出題された初見の問題に対しては付け焼刃では歯が立ちませんでした。解答を見てある程度リードされないと問題が解けなかった(それでも理解できないことも多くあった)ため、これは落ちたなと試験会場で絶望したことを覚えています。同じように諦めたような受験者も散見され、頭を抱えたままペンが止まっている人、頬杖をついたまま手がずっと止まっている人などがいました。

18. 全体を通しての反省点等

受験を終えて、また来年4月に受験を考えているのですが、まず午前問題は過去問だけこなす、テキストを横に置きながら都度、該当箇所を辞書を引くようにして使うという勉強方法を最初からとる予定でいます。

1日の学習時間の30%ほどをその時間にあて、残りの70%の時間は、午後問題に特化した参考書をしっかりと取り組む予定です。
あせってページ数をこなすのではなく、どうやったら自力でこの問題を解けるようになるのか、何に気づけばよいのかを毎問かんがえて取り組みたいと考えています。

19. これから挑戦する人へのメッセージ

正直、つまらない学習になるとは思いますが、将来、仕事の人事などで必要になる通過儀礼だと考えてなんとか乗り切っていきましょう。
私も早く合格できるようにがんばります。

学習を開始した最初の段階から午後問題を1日1題ずつでも早めに取り組んでおくことを強くおすすめいたします。
基本情報技術者試験は実質、午後問題が本番だと考えています。

論理的思考能力に基づく発想力やセンスが必要になる問題ばかりで、解法の糸口を自力でつかめるかどうかが合否の分かれ目になります。
私はセンスがないので今も苦労していますが、図書館でアルゴリズムやデザインパターン、プログラマのための○○といった本を読んで効果がないか現在、実験中です。
午後問題は数をこなしただけでは自力では解けない人もいるので、なにか良い方法があればわたしも知りたいくらいです。
一緒に頑張っていきましょう。

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