1. 受験した資格
基本情報技術者
2. タイトル
不合格したが、学べることもあった
3. ニックネーム
きょうすけ
4. 性別
男性
5. 受験日
2021/02/28
6. 受験時の年齢
21歳
7. 該当資格試験の受験は何度目か
1回目
8. 合否
不合格
9. 正解率 or 取得点数
午前:63/80、午後:50点代の前半
10. 学習に費やした時間
120時間
11. 実務経験年数
実務経験なし
12. 受験しようと考えたキッカケ
私が受験を考えたきっかけは、元々IT企業に興味があったからです。そのためには、学校の授業だけでは足りないと考えました。
IT企業でやっていくにあたって、プログラミング以外に何が必要かを調べた時に資格取得が重要と思いました。
資格の中で情報処理系は色々ありますが、登竜門と言われている基本情報技術者を取得しようと決意しました。
その日のうちに参考書などを購入しました。
13. 学習形態
独学
14. 使用した参考書や問題集
■イメージ&クレバー方式でよくわかる 柏木先生の基本情報技術者教室
この本は厚みがすごく、かなりの量が解説系の参考書です。範囲となっているところを1章、2章と順番に行っていきます。
確認問題があり、そこで学んだ単元に関連して問題を解いていきます。問題集というよりは解説がメインとなります。
【良い点】
情報処理系の初心者が最初にやるのにはぴったりという感じに思えました。わかりやすさを重視したり、イラストがあったりと単調になりにくいところが良かったです。
【悪い点】
基本情報技術者の初期に向きますが、途中詳しい解説が欲しい時には、別の参考書やネットの方が分かりやすいと思います。
■基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
この本は過去問題集となっており、4回分の過去問があります。そして特典として、本に掲載されている4回分以外の17回分の過去問のPDFが手に入ります。
解説も丁寧なので、過去問の勉強にはうってつけです。
【良い点】
頻出問題が分かるので、時間が無いときや試験が近づいた時は頻出問題を中心に解くことができます。
問題と解説が同じページにあるので、すぐに答え合わせができて良かったです。
【悪い点】
問題と解説が同じページにあるので、本番形式で最初の問題から最後の問題まで解くのに少し邪魔と感じることがありました。
■うかる!基本情報技術者[午後・アルゴリズム編]
この本は基本情報技術者の午後問題の鬼門の1つアルゴリズム特化の参考書です。最初は解説から始まり、終盤では過去門からいくつかアルゴリズムの問題がでます。
【良い点】
最初はアルゴリズムについて右も左も分からない人に簡単なことから解説で始まるので敷居の低さで続けやすいです。
アルゴリズムで必要なトレースを学べるので初心者にはとてもありがたい本です。
【悪い点】
本当に簡単なところからはじまるので、人によっては始めの方は飛ばした方がスムーズにやれると思います。そのためある程度頭の良い方にはノロノロしている印象を持たれるでしょう。
15. 学習方法
最初は解説系参考書で基本情報技術者の内容を知るところから始めます。最初の1週目は無理に覚えるよりも、理解できるところを理解して、理解できないものは付箋を貼るか線を引くなどをして印をつけましょう。
2週目からは、印をつけたところを覚えるように頑張ります。最初の1ヶ月目はインプットに集中しました。
2ヶ月から3ヶ月までは午前問題をはじめとする過去問を解いていきます。
正答率の低い問題に印をつけて、苦手分野を見つけていきます。苦手問題を繰り返し解きます。
4ヶ月目からは午後問題を解いていきます。最初の方は、長文に慣れるところから始めます。
できる限り時間をかけて解きます。例えば20分、30分などの制限時間をつけ、制限時間を超えたら答え合わせをします。
試験が近づいたら、アルゴリズムなど難問や最初の方にしていた午前問題をやります。アルゴリズムに関しては、解説を見て理解して、トレースをやります。
そして、翌日に再び解けるかどうかを試します。
次に午前問題についてですが、軽く数年分の午前問題をやります。最初の方にしていて忘れている問題が多いので、記憶を取り戻すために頑張ります。
こういう感じで勉強をしていました。
16. 集中力やモチベーション維持する方法があれば
2、3時間もずっと勉強をするのは大変です。後半から問題文を読んだり、考えをするのがきつくなります。
そこでおすすめなのが、1時間半に1回休憩を入れることです。たとえ問題を解いている最中でも1時間半たったら休憩です。
10分休憩を入れるわけですが、決してベッドで横にならないようにします。なぜなら、横になると起き上がるのが面倒になるからです。そうならないように座ったまま10分休憩しましょう。
このようにして、頭を疲れないようにしつつ途中で勉強を止めないようにしました。
17. 試験について感想
私が受けた時はCBT方式といって、パソコンで回答していく方式でした。このCBT方式で2点ほど慣れないところがありました。
まずは1点目から説明します。
パソコンのある机の前にメモのための白紙とペンがあります。このメモで答えまでの行程を書くのに使います。
いつも勉強している時なら紙に答えを書いて終わりですが、CBT方式ですのでパソコンで選択肢の答えを選ばないといけません。
しかし、パソコンで選択肢の答えを選ぶことを忘れて、次の問題に移ったことがありました。
こうしたことがあったので、選択肢選びを忘れないよう皆さんは注意してください。
2点目の注意点として、午後問題です。
午前問題では、問題文があまり長くないので気になりません。しかし、午後問題は長文問題です。
パソコンの画面で問題を見るわけですが、画面内で収まらないことがかなり多いです。
そのため、読み返すためいちいちスライドしないといけません。重要なところを見つけたら、すぐにメモをしてできるだけスライドの回数を減らすようにしましょう。
初めてCBT方式を受ける方は、注意点であげた2点について気をつけてください。
18. 全体を通しての反省点等
私は努力しましたが、残念ながら不合格になってしまいました。その理由として反省点が2点ほどあります。
まず1点目から説明します。それは、午後問題のプログラミング言語の選択ミスです。
私は専門学校でC言語を勉強していたので、C言語でやりました。しかし、C言語はとても難しいです。
試験前から1、2ヶ月前になってもあまり理解ができませんでした。
そんな時に他のプログラミング言語について調べたのですが、表計算などよく調べたらC言語ほど難しくないものがありました。
他のプログラミング言語についてもっと早く知っていれば、点数もいい点に変わっていたかもしれません。
C言語を勉強しているからといって単純にC言語ではなく、他のプログラミング言語の選択も検討をすることをおすすめします。
2点目は、アルゴリズムやC言語ばかり重点的に勉強をしていた点です。
事前に調べた時にこの2つの分野が難しいということを知っていました。なので、他の午後問題を軽めにしか解かないことが多かったです。
実際に本番でも午後問題はなかなか解くのに時間がかかりました。なので、極端な分野対策を辞めた方がいいと反省しました。
皆さんも分野対策の時は気をつけてください。私からの注意点は以上ですが、人それぞれ過ちを起こす可能性があるので、柔軟かつしっかりした計画で勉強しましょう。
19. これから挑戦する人へのメッセージ
基本情報技術者はIT企業、プログラマーを目指す方には有利になるので取得したい資格です。しかし、合格率20~30パーセントで簡単には合格できません。実際に私もそうでした。
私からいえるのは、2点あります。
1点目は、広い選択から勉強を始めるということです。勉強方法も独学ではなく、講座を受けるということもできます。
また参考書だけではなく、YouTubeなどを見て学ぶこともできます。勉強に慣れてない方はこういう選択肢もあっていいと思います。
2点目は、午後問題の対策です。
まずは、午後問題のどの分野も期間を空けすぎると危険ということです。少しでも期間を空けると全然問題が解けなくなります。なので、どの問題も基本的には継続的に解き続けましょう。
次にプログラミング言語についてです。C言語、JAVAなど数種類から1つを選択するわけですが、C言語を勉強しているからと安直にC言語を選ぶのは良くないです。
実際に解けば分かりますが、難易度が高いです。
そのため、表計算、アセンブラなども候補に入れていいと思います。言いたいことはこの2点です。
頑張って合格できることを祈っています。