1. 受験した資格
基本情報技術者
2. タイトル
独学で午前試験はクリアできるものの…
3. ニックネーム
やまみ
4. 性別
女性
5. 受験日
2016/4/17
6. 受験時の年齢
45歳
7. 該当資格試験の受験は何度目か
3回目
8. 合否
不合格
9. 正解率 or 取得点数
午前:65%、午後:30%
10. 学習に費やした時間
90時間
11. 実務経験年数
実務経験なし
12. 受験しようと考えたキッカケ
2011年にITパスポート試験に合格しており、その上位にある資格が基本技術者情報試験だったためです。
せっかくなのでもう少し知識を深めて、資格が取ってみようと思い、軽い気持ちで受験に挑みました。仕事や日常に追われ、勉強が足らず3度も落ちてしまいましたが、まだあきらめてはいません。
13. 学習形態
独学
14. 使用した参考書や問題集
・平成28年度【春期】基本情報技術者 合格教本
網羅していて午前対策には良かったです。
・基本情報技術者教科書 平成28年度 (徹底攻略)
問題を解くことで頭に入りやすかったです。
15. 学習方法
予算の都合でスクールに通ったり通信講座を利用したりできないので、とにかくお金をかけずに独学することにこだわりました。2016年は3度目の受験だったのですが、1度目、2度目とも独学で、ほぼ同じやり方で空き時間に勉強をしていました。
午前対策は、ひたすらテキストの書き写しと単語帳を使っての暗記です。ネットも使いました。過去問もかなり解きましたが、これが良かったです。その結果、午前は受験の回数をこなすたびに点数は上がっていきました。午前の2度目、3度目は合格点に達しています。午後はプログラミングの基礎と実技の経験が全くなかったため、独学ではなかなか頭に入ってきませんでした。
午前は、テキストや試験で分かれている単元に関係なく、ひたすら暗記と計算、過去問題を解くことで覚えていきました。午後は、表計算が一番理解しやすかったため、表計算をテキストやネットを見て過去問題を解きながら、どうすれば正解に導けるのか自分なりに順序だてて考えていました。
ITパスポート試験に合格してから、毎回IPAよりメールで情報処理技術者試験のお知らせが3~4か月前に届くようになりました。そのため、そのメールが来た時に申し込みをするかどうか考え、申し込みをしたらそこからテキストを入手して勉強開始という感じでした。基本的には毎日1~2時間、単語帳や過去問題はひと通りこなした後も反復し、記憶を確実にしていきました。
テクノロジ、アルゴリズムは私には非常に難しく感じられ、苦手な部分は完全には克服できませんでしたが、納得いくまでネットで調べました。初心者でもわかる所までかみ砕いて説明してあるサイト(Yahoo!知恵袋など)を読み、なぜそのような処理になるのか理解していきました。実務の経験がなく独学でも、基礎が理解できたことは自分でもほめたいです。
16. 集中力やモチベーション維持する方法があれば
「自分のような者が資格を取れたら、ギャップがあって面白いだろうなあ」と思って、合格通知を手に取ることを夢見て、モチベーションを保ち続けていました。実際に基本情報技術者試験を受けてみると女性は1割程度しかいません。勉強してみて、なぜ女性の受験者が少ないのかピンと来なかったので、資格が取得できたら女性にもっと情報技術者試験を推奨したいと思い、励みにしていました。
17. 試験について感想
試験はテキストの通りの問題が出ると感じます。とにかく、過去問題を網羅して80%くらい解けるようにしておくと合格できそうだと感じました。ただ、私は午後対策が追い付かず、それでも本番に臨みましたが、午後は全く時間が足りませんでした。早い人だと1時間半くらいですべて回答し、会場から出て行きます。次々ほかの受験者が出て行くので、焦って余計に頭の中が真っ白になってしまいました。しっかり勉強して、知識は網羅しておくことが大切だと感じます。
気になったのは、同じ会場で、午後試験で名前を書いていないことが午後試験終了後に発覚し、午前と午後の試験が無効になった方がいたことです。6時間も試験を受けて、そのようなケアレスミスで6時間が無駄になります。見ていて、とても気の毒でした。試験で点数を取ることも大切でですが、忘れ物をしない、名前は指示通り初めに書く、などの注意もするべきだと感じました。
18. 全体を通しての反省点等
私は費用をケチって最低限にテキストを揃え、後はネットで調べて独学で勉強しました。テキストとネットで公開されている過去問をひたすら解きました。それでは午後が理解できなかったので、教材は出費してでも、納得できるまでそろえたほうが良いと思います。結局、実務経験がないので独学では合格は難しいと感じました。独学でさっぱり分からない人は、早めに通信講座やスクールの利用も検討されたほうが良いと思います。
テキストを用意するほか、今までのあらゆる過去問題を解いておくのが良いと思います。過去問がすらすら導き出せるようなら、合格は難しくないと感じます。
スケジュールは、その人のレベルにもよりますが、1年に2回あるので、半年前から勉強できれば良いのではないかと思います。
19. これから挑戦する人へのメッセージ
これからの社会に特に求められる分野だと思っているので、より多くの人に是非資格を取得していただきたいです。
情報技術者試験は範囲が広くて勉強することが多いと感じます。その上、資格試験の受験は孤独を感じることが多く、途中でやめたくなることもありますが、合格できた自分の姿を想像して奮起してほしいと思います。
私は勉強するだけでもロマンを感じ、普段の世界観や価値観もだいぶ変わりました。合格すれば得るものも大きいと思うので、ぜひ受験に挑戦していただきたいです。