1. タイトル
未経験からTV番組ディレクターへ転身
2. ニックネーム
もっち
3. 性別
女性
4. 最終学歴
大学卒
5. 転職前の業界
業種:その他
職種:営業
雇用形態:正社員
年収:500万円
会社名:無回答
6. 転職後の業界
業種:マスコミ系
職種:クリエイティブ
雇用形態:正社員
年収:400万円
会社名:無回答
7. 転職前は何をしていた?
20代前半の時に外資系人材サービス会社に転職し、営業職として働いていた。さらにその前はIT系の営業職として働いており、その時に求人難を訴えるクライアントが多く存在し、仕事の5割が求人に対するアプローチを企画する仕事だった。
求職者に対して求人数が圧倒的に多い時代だったので、仕事に対して価値を感じ、人材サービス会社への転職を決意。派遣から人材紹介・マッチングと幅広く業務をこなすことができた上、受注も比較的にとりやすかったため、営業職の仕事としては充実していた。さらに成績に応じてインセンティブも支給されるので、収入は高かった。しかし、派遣社員として登録する人材へのアフターフォローが想像を超える大変さを秘めおり、業務は多忙を極めた。大半のスタッフは真面目に働いてくれる素晴らしい人材だったが、自分よりもひと回り以上年齢が上のスタッフに対して、会社についたら挨拶をするなどと言った「一般常識」を説明しなくてはいけない場合があるのだ。時間外の対応も多いため、常に頭の中は仕事をしている状態となり、疲労が溜まっていた。
8. 転職を決めた理由
もともと自分の中で「自宅で仕事がしたい」という夢があり、手に職をつけたいと考えていた。
営業に関するスキルや、企画力、ヒアリング力はこれまでの経験から取得できているという自負はあったが、実際にクリエイターとして手を動かした経験がなかった。このまま人材系の会社で勤務していても、クリエイターとしての実績は積めないと考えたため、思い切ってマスコミの業界へ転職を決意。県内では有名な企業でありこの先も安定している見込みがある点と、知り合いの推薦もあり、入社する流れになった。制作の現場は、体力も必要な現場が多い。完全なる年功序列社会で、編集や原稿を作るのも細かいチェックが入り、まさに修行だ。
20代も後半になり、体力的にも厳しさを感じる前に転職ができてよかったと思っている。手に職をつけるという意味でも、映像編集や音声など専門的な技術を業務をこなすうちに取得することができ、個人でも仕事をこなすことができるようなった。
9. 転職活動について (転職成功時の年齢)
26歳
10. 転職活動について (利用した書籍、サービス等)
就職四季報を読んだ。3年後離職率や採用実績が掲載されているので、数値で見た会社の内情がわかると思った。書籍は手軽に就職活動の情報を得ることができる点が良いが、本当に働いてみて感じる雰囲気などはわからない。
転職サイトは、DODAを利用した。面談を受けることができたので、直接話ができたのは良かった。だが、コーディネーターが自分の手持ちの求人から就職を斡旋しようとしている感をひしひしと感じ、こちらの気持ちを考えていないように思えた。
11. 転職活動について (詳細)
転職を決意してから半年間情報収拾を行った。今後自分がどうなりたいかを考え直し、何が足りないか・何の経験が必要かを洗い出し、業種を絞ることから始めた。苦労した点は、仕事をしながら転職活動をしなければいけなかった点だ。どうしても現職を優先してしまうので、なかなか進まない。疲れて帰ってきてから転職サイトにアクセスするのも億劫になってしまうので、結構労力がかかる。異業種への転職となれば、ある程度基礎知識は必要かと思い、その業界の仕事内容についてよく情報を手に入れるように心がけていた。私はマスコミにしぼったので、今までは映像やテレビなど見ていなかったが、意識的に見るようにするなど工夫した。
仕事をしながらの転職活動は非常に労力がかかることだが、収入の切れ目がないので安心だった。
転職は人生のステージを変えることと同じだと思っているので、大切な人への相談は欠かせないと思う。私自身はパートナーと親友に相談をした。なんでもはっきり伝えてくれる彼らの助言は、決心の決め手になることが多い。迷ったら話を聞いてもらうだけでも良いと思う。自分の気持ちを声に出すことで、頭の中が整理されていく。そのステップを踏むことで、間違いない転職先を見つけられると私は感じている。さらにそういった相手とよくディスカッションすることは、面接練習にもつながっていると思う。面接は自分の気持ちを相手に伝えることが肝心だ。コミュニケーションが取れれば問題がないわけなので、日頃から自分の言葉で話すようにこころがけていれば、面接本番になっても怖い思いをすることなく本番に挑める。できるだけツッコミの多い相手と話す方が良いと思う。具体性を持ってわかりやすく伝える工夫ができれば、面接だけでなく異業種の右も左もわからない勤務先でも意見を伝えることができる。
そんな形で半年間仕事をしながら転職活動を続け、2019年に転職活動が終了し、そのままブランクなく入社となった。
12. 転職後について
2019年に転職し、新しい仕事を始めた。
転職して良かったと思えたのは、やはり仕事をしながらクリエイターとしての実績を積むことができる点だ。お金をもらいながら勉強ができるなんて素晴らしいことはなかなかない。しかし自分が今まで経験したことのないような業界独特のルールには戸惑った。さらに教えてくれる先輩などはおらず、自分の努力のみがセンスを磨く方法だったので、かなりの失敗を経験した。失敗をしても正解を教えてくれる文化ではないので、自分で頭をさげて教えてもらうしかないので、プライドの高い人はなかなか厳しい世界だなと思う。
13. これから挑戦する人へのメッセージ
目標が明確であればあるほど、異業種での苦労は感じなくなります。えらそうに指示をしてくる上司も、最初はみんな初心者だったのです。そのことを忘れずに自分の腕を磨けば必ず自分に力が備わってきます。失敗を恐れずにチャレンジをしてみてください。