1. タイトル
30代、男、まったくの未経験から憧れの自動車関連産業へ正社員転職
2. ニックネーム
リサイクル好き
3. 性別
男性
4. 最終学歴
大学卒
5. 転職前の業界
業種:IT・通信系
職種:ITエンジニア (システム開発・SE・インフラ)
雇用形態:正社員
年収:200万円
会社名:富士通コミュニケーションサービス株式会社
6. 転職後の業界
業種:その他
職種:技能工・設備・交通・運輸
雇用形態:正社員
年収:300万円
会社名:エコリサイクル共伸
7. 転職前は何をしていた?
内向的な性格に育ち、もともと小さい頃からパソコンに親しんできたことから自然とパソコンを使った自己完結型の仕事をさがし就職しました。24歳ごろから30歳くらいまでIT業界を転々とし、主にトラブルシューティングのテレフォンオペレーターを経験しました。西暦でいうと2013年くらいから2021年くらいになりますね。
経験した職種のメリット・デメリットについてお話ししますと、まずパソコン個人ユーザー向けのトラブルシューティングのテレフォンオペレーター業務では以下のようなメリット・デメリットを感じました。
メリットは、まったくの未経験からでも1〜3ヶ月くらいは製品知識研修があり、パソコンやスマートフォン、タブレット、プリンタに無線インターネット機器などに詳しくなれます。通信キャリアなどですと料金プランや製品についても詳しくなれますね。場所によりますが、パソコンにはマイクロソフトのワードやエクセルが入っており、休み時間や業後に資格取得を推奨する会社で、自分のスキルアップにもつながりました。
逆にデメリットは、お客様対応でのストレスにつきますね。特にまだ自信のないうちは相当キツかったです。経験豊富な先輩に代わってもらえはするのですが、いつもいつもとなると精神的にきます。クレーム対応は最たるもので、けっこう人の出入りは激しい印象でしたね。
8. 転職を決めた理由
パソコンやスマートフォンなどの知識がついてきて、当初はわからないことだらけで切羽詰まっていたお仕事も、だんだんルーティンワーク化してきてマンネリ化しだしました。そんななかでもっと手に職をつけたくなって転職を決断しました。
そしてプログラマにも転職した経験もあったのですが、プログラマは1人でつくれるアプリケーションの規模には限界があり、ゲームにしても実用アプリにしても1人でつくれるものはとても質素なものでしかないと実感しました。また大勢の人がかかわり、不安定(技術革新が早い)な環境のなかで、お客様の不明瞭な要求を具体的な製造物に仕上げるという大変チャレンジングなお仕事をしているのでどうしても計画通りにいかなかったりします。無理難題や急な仕様変更などが重なり、業務時間外労働が重なることもしばしば。そこで、別のことで興味のあることはないかと自らを考え直したところ、リサイクル業に思い立ちました。
9. 転職活動について (転職成功時の年齢)
31歳
10. 転職活動について (利用した書籍、サービス等)
転職活動に当たって利用したのはIndeedとハローワークのみでした。よくハローワークにある求人にあたりなしと言われるものの他に頼れるものもよく知らず、結果的にIndeedとハローワーク両方で職を探して応募することを繰り返していましたね。
11. 転職活動について (詳細)
転職を決意してからは、わりと素早いものでした。
平日に休みを取れる(逆にいえば土日祝日関係なく働く)環境でしたので、幸いなことにハローワーク通いに支障はありませんでした。誰かの不用品が誰かにとって助かる必需品に生まれ変わる瞬間を味わえるリサイクル業への転職をめざし、インターネットで業界調査もどきのようなことからはじめました。
異業種でまったくの未経験からの転職ということで、なにか資格を思い立ち、フォークリフト運転技能講習や危険物乙4類の資格を取得。仕事は続けながらの勉強と転職活動となりました。
特に相談相手もいませんでしたし、その業界で働く知人もいませんでしたので、本当にこれでいいのか不安になることは多かったですね。
転職先は、妹が相手からの衝突事故で大破した自動車を引き取ってもらった会社で多少の縁はありました。ほかにも地域や職業団体が利用していたらしく噂は聞くことがありました。(あまりいいものではありませんでしたけれども)
家の解体、そこから出る家電製品などのリサイクルできそうな有価物、ほか家の周辺にあるもの(たとえば自動車)も回収し、自社が保有する大規模処理施設で徹底してリサイクルする(一部はリビルト製品として安く再販をかける)仕事をしていると聞き、図書館で自動車や家電製品の分解などに関する本を読んだり、勉強していました。
履歴書などの書類作成や面接対策については、あまり嘘が上手なタイプでもなく、器用なタイプでもないので、正直に書き、面接も特に対策せずに臨みました。体力勝負、スピード勝負、正確性や他部門との作業連携を含む人間関係が苦労する感じと聞いて嫌な予感はしましたが、実際に職場見学していたころは初見でそういった点は見当たらず、気さくな人もいる、変わった人でも受け入れる多様性を持った企業に感じました。
いろいろな面でハンデを抱えた人でも一生懸命に働ける、人もモノも大切になるべく見捨てない会社です。転職が決まったのは2022年8月〜9月にかけてだったと記憶しています。
12. 転職後について
転職して新しい仕事をさせてもらえるようになったのは2022年9月ごろでした。
転職してよかった点は、誰かの不用品が誰かにとって助かる必需品に生まれ変わる瞬間のお得感を味わえることです。ゴミになる部分も極力、再資源化するため良いことをしているのかなという実感のもと充実感を味わうことができます。
転職して悪かった点は、はじめてのガテン業で、人付き合いや言葉遣いが荒いこと荒いこと。作業部門ごとの確執や影での言い合いに苦労しています。(殴り合いになるより影で言い合っている方がまだマシなのかな)激しい肉体労働なので比較的、お給料は極端に安くはないのでそこも安堵している点ですね。
13. これから挑戦する人へのメッセージ
工場勤務は、表面上の人付き合いは少なく見えますが、作業連携上、スピードと正確性、それを保ち続ける体力、次の工程をみこした配慮などが必要とされ、できないと裏で対立し合うような格好となりえます。私自身、適応に苦慮していますが、事業内容に共感できればなんとかつづけていけると思っています。人付き合いが少なそうだからだけではなくて、なんらかのやりがいがないと、嫌なことがあった時にすぐ辞めたくなると思いました。
長期的視点を持って職場選びをし、一生涯、やりがいを持てる職場を見つけられるように祈っています。がんばってくださいね。