1. 受験した資格
応用情報技術者
2. タイトル
応用情報技術者試験 文系×独学でも合格する方法
3. ニックネーム
もも
4. 性別
女性
5. 受験日
2020/10/18
6. 受験時の年齢
23歳
7. 該当資格試験の受験は何度目か
1回目
8. 合否
合格
9. 正解率 or 取得点数
午前:67%、午後:63%
10. 学習に費やした時間
250時間
11. 実務経験年数
実務経験なし
12. 受験しようと考えたキッカケ
転職のアピールのため。
技術系の会社に入社したばかりの新入社員でも取得するチャンスがある資格を調べた。ウェブサイトで一番転職のアピール材料となるような資格を調べたところ、情報技術者試験にたどり着いた。
理由は3つある。受験者数が多く、合格率も低すぎず高すぎなかったこと。基本と応用の2種で受験する資格を迷ったが、応用では他試験を受験する際に科目免除されることがあること。独学で合格している人が多く、合格講座を受講するお金に困っていた自分にもチャンスがあると思ったこと。
13. 学習形態
独学
14. 使用した参考書や問題集
・「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 平成29年」
良かった点:わかりやすくイラスト付きで読みやすかった、重要点だけ記載してあった
悪かった点:分厚いので持ち運びできない、全ての範囲を網羅しているわけではなかった
午前試験対策
・「平成30年【春期】【秋期】 応用情報技術者 合格教本 (情報処理技術者試験)」
良かった点:ひとつひとつの事例に対して詳しくかかかれていたこと
悪かった点:細かすぎて読む気が失せたこと
・「平成28年 応用情報技術者 試験によくでる問題集【午前】」
良かった点:試験問題と解説が詳しく載っていた
悪かった点:特になし
午後対策
・「平成28年 応用情報技術者 試験によくでる問題集【午後】」
良かった点:年度ごとの問題が載せられていて、出題の傾向がわかった
悪かった点:解説が足らない点があり他の参考書を一部参照する必要があった
・「応用情報技術者 午後問題の重点対策 2018」
良かった点:午後問題が複数回分載せられていて、解説もかなり詳しかったため理解しやすかった
悪かった点:分厚くて持ち運びできない
15. 学習方法
1. 試験概要の把握、計画立案
まず、独学で合格するために、いつまでに何が必要か、そのために何をすべきかのリサーチをしました。すべての作業をウェブで完結しました。「応用情報技術者 独学」で検索すると、合格体験記がたくさん出てきます。その中から3つほどをよく読んで、勉強法を真似しました。自分の場合は試験まで2ヶ月を切った段階(勉強開始9月1日、試験が10月下旬)だったため、かなり綿密に計画を立てました。
2. 試験範囲の用語や概念を学習
最初の2週間で試験範囲の用語や概念を学習しました。使った教材は以下二つです。
・「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 平成29年」
・「平成30年【春期】【秋期】 応用情報技術者 合格教本 (情報処理技術者試験)」
この二つをまずは読みました。電車と徒歩で往復3時間通勤をしてましたので、主に電車の待ち時間、移動時間に読んでいました。苦手意識が出てしまうと思うので、しっかり読み込んで全て記憶するというよりは、全体を読んで概要を「理解する」ことを重点的に行いました。
3. 試験問題演習
次に試験問題の演習です。この演習が一番重要で時間をかけなければならないところです。午前対策、午後対策半々ずつくらい。特に解説を読むことを気をつけました。
まずは午前対策です。使った教材は以下の通りです。
「平成28年 応用情報技術者 試験によくでる問題集【午前】」
このよく出る問題集を三周しました。一周目は全て解いて、できなかった問題をマークします。二周目は一周目にできなかった問題のみ解いてさらにできなかった問題をマーク。最後に三周目は一二周目でできなかった問題のみときました。これで苦手がわかります。三周目を解くあたりには問題文をみただけで、解説が頭に浮かぶようになります。
また、応用情報技術者試験道場というサイトがあります。このサイトは無料で利用できます。過去の問題が全て載っていて解説も詳しいのでかなりおすすめです。通勤時間の隙間によくサイトを見て勉強をしていました。他の問題集と並行して使用することをおすすめします。最新2年分以外を指定して問題演習をして、最後2回分を本番と同じ条件で行いました。
次に午後対策です。応用情報技術者試験は午後問題が鬼門と言われているのでかなり解説を読み込みました。使った問題集は以下の通りです。
・「平成28年 応用情報技術者 試験によくでる問題集【午後】」
・「応用情報技術者 午後問題の重点対策 2018」
まず、平成28年 応用情報技術者 試験によくでる問題集【午後】を一周して解説でわからなかったところを、平成30年【春期】【秋期】 応用情報技術者 合格教本 (情報処理技術者試験)で調べました。特に重要だと思ったところは、問題集、問題番号とともにノートに書いて最後に見直しをできるようにしました。次は応用情報技術者 午後問題の重点対策 2018です。午後問題の重点対策は、本番と同じ条件でやってみました。意外と時間が足りないことや自分がまだわかっていないところが浮き彫りになりました。
4. 模擬試験
本番1週間前の土日、模擬試験を行いました。
午前
応用情報技術者試験道場というサイトで残しておいた2年分
午後
「午後問題の重点対策 2018」
一度参考書などを何も参照せずに解き、間違えた問題も正解した問題も丁寧に解説を読み少しでもわからない部分はノートにまとめて、理解を深めました。間違えた問題があることにかなり焦りましたがあと1週間頑張る気力が湧きました。
5. 本番前見直し
本番1日前の土曜日は、勉強をしすぎず、今まで解いてきた問題の見直し、ノートの見直し、苦手な部分の解説の読み直しをしました。
16. 集中力やモチベーション維持する方法があれば
合格体験記をたくさん読みました。合格後の自分をイメージすることが大切です。
17. 試験について感想
見落としやすい所としては、1つです。
・試験の申し込み期間
試験日よりだいぶ前に締め切ってしまうので要注意です。一年に2回しか実施されない試験なので、一回流すとさらに半年勉強を続ける必要があります。申し込み方法によっても締め切り日が異なります。
また、試験当日の反省点があります。
・お弁当を用意すべきだった
・前日に持ち物の確認を行うべきだった
これまで勉強してきた成果を出すためにはやっぱり準備が大事です。午前と午後の試験の間の休み時間を有効に使えるように、お弁当は持参すべきです。
また、当日朝に慌てないように持ち物のチェックは必ず行った方がいいと思います。必要なものを忘れてしまうと試験が受けられないなんてこともありますので要注意です。
18. 全体を通しての反省点等
準備段階
・試験の予約は早めにしておくべきだった
自分の家から近い試験会場の方がもちろんいいですよね。真偽はわかりませんが、早く応募すればするほど近い試験会場に割り当ててもらえるようです。自分の場合は、かなりギリギリに試験申し込みをしたので、電車で45分くらい、全体で1時間ちょっとかかるところで試験を受けました。試験計画を立てやすいという意味でも、早めの受験予約をおすすめします。
勉強
・「2. 試験範囲の用語や概念を学習」に時間をかけすぎてしまった。
応用情報技術者試験は試験範囲がかなり広いので全てを把握するのに時間がかかります。そこに無理に時間を割くよりも問題演習の解説をしっかり読んだ方が理解が深まったと思います。
19. これから挑戦する人へのメッセージ
応用情報技術者試験と聞くと、かなりハードルが高く感じるかもしれません。しかし、問題演習を重ねていくうちにわかる問題がどんどん増えていきます。
また、応用情報技術者試験は初心者にも経験者にもメリットの多い試験です。合格した後、合格補助金が出たり、経歴書に書くことができたりします。自分の市場価値も上がり、かなり自信がつくと思うので、是非チャレンジして欲しいです。
試験範囲が広くて大変だと思いますが、今後の人生に役立つこと間違い無いです!