1. タイトル
憧れていたドローン業界への転職
2. ニックネーム
ぽちゃお
3. 性別
男性
4. 最終学歴
大学卒
5. 転職前の業界
業種:IT・通信系
職種:ITエンジニア (システム開発・SE・インフラ)
雇用形態:正社員
年収:600万円
会社名:無回答
6. 転職後の業界
業種:その他
職種:その他
雇用形態:契約社員
年収:300万円
会社名:無回答
7. 転職前は何をしていた?
学生の頃からコンピューターに携わる仕事をしたくて、卒業後にコンピューターメーカーに入社しました。
22歳から32年間、2019年まで、大型レーザープリンタの組込みソフトウエアや大型ストレージの制御ソフトウエアの開発などを行い、その後は社内のインフラやセキュリティ対策、新人向けインフラ教育などを担当し社員を支援する仕事をしていました。
大型コンピューターと連携する装置の仕様を決め、システムの設計を行い、実際にプログラムを組んでテストを行う一連の開発作業は、開発という仕事のノウハウを学ぶ場となり、エンジニアとしての基礎を築くことができました。また、チームワークをはじめ、内部部署、外部部署とのコミュニケーションが必要であり、ビジネスマナーや良き人間関係を学ぶ場でもありました。大企業のグループ会社であり、教育の場やリクレーション行事なども多く、時に厳しく、時に和やかな雰囲気で仕事ができたことは良かったと思っています。
悪かった点としては、大企業のため関係者が多く、何事にも時間がかかり小回りが利かないことでした。時に円滑に業務を行うことが難しいと感じました。
8. 転職を決めた理由
転職を決めたキッカケとなったのは、勤め先の部門縮小による早期退職の募集でした。自分の仕事は会社が必要としていないと次第に虚しさを感じるようになり、自分を求めている会社への転職を決意しました。
転職をするのなら現職の経験を活かすよりも、以前から自分が興味を持ち挑戦してみたいと思っていたドローン業界でドローンパイロットとして働きたいとの思いが、異業種への転職を決断した理由です。
転職先の会社を選んだ理由は、ドローンの新規事業立上げとして、ドローンパイロットだけでなく、その企画も含めて担当させてもらえるベンチャー企業であったためです。小回りが利くベンチャー企業で、自分のドローンに関する技術や知識が活かせることに大変やりがいを感じました。
9. 転職活動について (転職成功時の年齢)
54歳
10. 転職活動について (利用した書籍、サービス等)
・リクルートキャリアコンサルティング
再就職支援として、前の勤め先が用意してくれた転職エージェントです。
異業種への案件が少なく、特にレアなドローン業界を希望していた私にとって企業の紹介はありませんでした。ただ、転職へのノウハウやアドバイスはいただけ、心の支えになりました。
・Indeed
ベンチャー企業からの募集案件が多く、ドローンパイロットのようなレアな仕事を探すには良かったと思います。実際に転職先はこの転職サイトで見つけました。
11. 転職活動について (詳細)
転職を決意し、前職に在職時から資格取得などの準備を開始し、退職から6カ月目の2019年内に希望の異業種企業へ就職しました。
私の異業種への転職活動の大きな流れは以下の通りです。
(1)転職目標の異業種にて必要となるスキル、および資格の取得
各資格は転職先の募集条件として必須の内容だと思い、転職前の会社に在職時から資格取得の勉強と受験を始めました。
私の場合は転職目標がドローン業界だったので、無人航空従事者試験、ドローン検定公認基礎技能ライセンス、第三陸上特殊無線技士の資格を取得しました。
(2)転職目標の異業種に関連したブログの開設と記事の投稿
異業種への転職でのアピールポイントとして、ドローンのブログを開設し記事を投稿しました。記事の内容は資格試験や空撮体験など、仕事内容に直結する内容としました。応募企業に対して、自分のドローンに対する熱意と経験実績をアピールする上で重要なポイントになったと思います。
(3)転職エージェントでの転職ノウハウ講習会受講および転職相談
履歴書や職務履歴書の書き方およびその添削、模擬面接などの一般的な転職ノウハウを学び実践しました。また、定期的に応募条件をエージェントに報告し、状況に応じたアドバイスをもらい次の応募に反映していきました。
(4)転職サイトを活用した応募
レアな業種のため転職エージェントからの紹介も少なく、求人を探すのに苦労しました。
目標とする異業種の求人が多く掲載されると思われる転職サイトにて応募を続けました。転職サイトによっては自分が目標とする業種の求人が少ないので、業種に合った転職サイトを見つけることが、早期に転職する上でも重要だと思います。
(5)目標とする企業の面接
応募8件のうち面接まで進めたのは2件であり、採用をいただけたのは1件でした。
給与、通勤時間などの希望条件を全て満たすものではありませんでしたが、仕事内容が異業種への転職を決意した目標に合致していたのでほぼ満足できる結果となりました。
12. 転職後について
2019年に異業種へ転職して新しい仕事を始めました。大手IT企業から規模が小さいベンチャー企業への転職は、労働環境が全く異なり戸惑いもありましたが大変刺激的でした。
転職して良かった点は、自分がやりたいと思った仕事を思い通りにやらせてもらえる点です。
逆に悪かった点は、自分以外に専門知識を持った社員がいなく、責任が重かった点です。
募集時の仕事内容以外の業務も多少必要となることが、イメージとのギャップです。
また、長い通勤時間を妥協したことは多少の反省点となっています。
13. これから挑戦する人へのメッセージ
自分が本当にやりたいと思っている異業種の仕事への転職は、転職活動が思い通りに行かず辛くてもモチベーションを維持して頑張れると思います。
特に新規事業の立上げで、レアなスキルを求めている企業では、私のように転職が難しいとされる年齢でも採用される確率が上がります。
目指す業種でのスキルを磨いて、自信をもって転職に臨んでください。