1. 受験した資格
ITパスポート
2. タイトル
1か月の勉強でITパスポートに合格した話
3. ニックネーム
肉じゃが芋
4. 性別
男性
5. 受験日
2019/03/03
6. 受験時の年齢
16歳
7. 該当資格試験の受験は何度目か
1回目
8. 合否
合格
9. 正解率 or 取得点数
610点
10. 学習に費やした時間
約90時間
11. 実務経験年数
実務経験なし
12. 受験しようと考えたキッカケ
私は情報処理系の商業高校に通っていたのですが、情報処理に関する科目の成績が良く、先生から勧められたことで受験することにしました。
13. 学習形態
独学
14. 使用した参考書や問題集
「平成31 / 01年 ITパスポート合格教本」 著:岡嶋裕史 - 発行:技術評論社
それぞれの単元に出題頻度がふられていたり、重要単語ランキングが掲載されているなど、受験するうえで大いに役立つ情報が満載でした。
適度に図やイラストが挿入されているので、疲れにくく読みやすい、とても良い参考書でした。
受験直前にパパっと頭に叩き込むための、総復習のようなページがあればもっとよかったなと思いました。
15. 学習方法
私の場合、分野によって異なる勉強方法をとっていたので、それぞれ記載していきます。
【ストラテジ系】
この分野では企業活動や経営戦略などの知識が問われるため、とにかく用語を頭に叩き込みました。マーケティングの知識から法律に関する知識まで、非常に幅広いジャンルの知識が問われるため、時間をかけてしっかりと覚えることが大事です。暗記分野は長い時間をかけて頭に定着させる必要があるため、できるだけ早期から手を付けるべきだと思います。私の場合、受験1か月前に勉強を始めたため、試験勉強初日である試験1か月前から手をつけました。
【マネジメント系】
この分野では、ただ用語の意味を問われるのではなくプロジェクトの管理に関する”考え方”が問われることが多いため、ただ用語の意味だけを暗記するのではなく、その周辺知識までしっかりと理解をする必要があります。ストラテジ系の知識が必要な分野でもあるため、ある程度ストラテジ系の知識を定着させてからマネジメント系の勉強に入るようにした方が良いと思います。私の場合は試験3週間前から手をつけました。
【テクノロジ系】
情報処理系の高校に通っていたこともあり、この分野の知識はほとんど身についていました。そのため、私はこの分野の勉強はほとんどしていません。
過去問を解いていく中で間違えた問題だけ確認しました。
3つの分野の勉強をある程度おこない、試験2週間前になってからは過去問をひたすら解きました。まずは全分野の過去問を何回分も解き、不正解の多いジャンル=苦手ジャンルを見つけ出します。
苦手なジャンルほど伸びしろが大きいため、得意なジャンルと比べて点数が伸びやすいです。苦手ジャンルをひとつひとつつぶしていきましょう。
なお、過去問を解く際には「ITパスポート過去問道場」という過去問を2000問以上掲載しているサイトを活用しました。
16. 集中力やモチベーション維持する方法があれば
「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれる、25分の勉強と短い休憩を繰り返す手法を取りました。
17. 試験について感想
今は感染対策の観点から撤去されているかもしれませんが、私が受験した時は会場に防音用のイヤーマフ(ヘッドフォン型の耳栓)が1人ひとつ用意されていました。試験前、私は「他者のタイピング音や咳払いの音を聞いたら緊張しそうだな」と思っていたため、イヤーマフが用意されているのを知ってとても安心しました。
試験についてですが、すべての問題に回答したあと、「試験終了」のボタンをクリックした瞬間に各分野の得点が画面に表示されます。私は合否通知が来るまでは点数もわからないものだと思っていたため、とても驚きました。
点数は教えてくれるくせになぜか合否は出力されませんので、各分野をそれぞれ何点取ればいいのか、総合評価点はいくつで合格なのかをあらかじめ覚えておくことで、試験終了直後に合否を判別することができますよ。
18. 全体を通しての反省点等
私は試験1か月前に受験を申し込んで1か月間で勉強をしたため、勉強のスケジュールが過密になってしまいました。最終的な総合評価点は610点と、600点合格であることを考えると本当にギリギリの合格でした。
結果的に合格できたので良かったものの、もし可能であれば2か月前から余裕をもって勉強を始めたほうが良かったと思いました。
学習方法や教材の使い方などについては特に問題はなく、最善を尽くすことができたと思います。
19. これから挑戦する人へのメッセージ
ITパスポートは、情報処理技術者試験のなかでは最も簡単ではあるものの、立派な国家資格です。資格欄に書くこともできますし、面接でアピールすることもできます。
もし受験をしようか悩んでいるのであれば、ぜひ受験することをおすすめいたします。今後の進学・就職・転職で大きなメリットになりますし、なによりも試験勉強を通して自分自身の知識の向上につながります。
情報処理に関する知識は、情報化の進む現代において需要が高まっています。これはすなわち、情報化が進む現代において情報処理技術者試験の資格保有者の需要が高まっているとも言えるのです。
ITパスポートは合格率が高いのでしっかり勉強すれば合格できます。ぜひ受験してみてください。