1. タイトル
私の転職体験記
2. ニックネーム
はなちゃん
3. 性別
女性
4. 最終学歴
大学卒
5. 転職前の業界
業種:金融系
職種:営業
雇用形態:正社員
年収:300万円
会社名:無回答
6. 転職後の業界
業種:サービス系
職種:その他
雇用形態:正社員
年収:400万円
会社名:無回答
7. 転職前は何をしていた?
2011年に大学を卒業し金融系の企業に就職しました。
もともとほかにやりたいことがあったのですが超就職氷河期と言われる時代で152枚の履歴書を書きましたが内定が出たのは2社という惨敗ぶり。内定が出た1社目は3年生の秋から就活をはじめ4年生の春に内定が出たため周囲よりも早く「本当にこの会社でいいのか?」と不安になってしまい結局辞退してしまいました。
2社目の内定が出たのが4年生の冬、卒業の2か月前でした。全然内定がもらえずぎりぎりにはなったものの結構大手の金融の中途入社枠で正社員として内定が出たので結果オーライでした。2016年3月までの5年間、一度の異動を経験し2つの支店で勤務しました。カウンター業務としてお客様の預貯金や保険商品も取り扱っていたので新規契約や契約保全、支払い業務と多岐にわたる業務に携わっていました。
元国営ということもあり、福利厚生は抜群によく、働いている方も公務員入社の方が多く温和(偏った見解かもしれませんが)で働きやすい職場でした。ただ、とにかく給与が安い!保険契約を取れば青天井で増えますがトップセールスマンでもない限り、通常の一般社員は手取り15万円がメジャーでした。
また、労働組合費や保険商品を取り扱っているだけあってやはり自分も加入するのですがその保険料も天引きされ、かつ残業もほとんどなかったので、ある月は手取り12万円なんて月もありました。
8. 転職を決めた理由
もともと大学が福祉系の学部に所属しており、少年少女の非行からの立ち直りや触法少年少女の更生などに興味がありました。ただ、そういった業界の多くは国家公務員レベルの人材で私のおつむでは到底合格するはずもなく、経済的にも就職浪人はできなかったので一般企業へ半ば諦めて就職することになりました。
転職した先は児童福祉業界で金融機関で学んだことは特にこれといって活かせず全くの畑違いでしたが、私自身も高校時代、クラスになじめず俗にいう暗黒時代を過ごしていたので居場所を失くした少年少女の気持ちに寄り添い伴走する仕事を選びたいと思いました。就職先はNPO法人だったのですが里親さん数名が有志で事業所を立ち上げようとしていたので、それこそ大手転職エージェント経由ではありませんでしたが「福祉のお仕事」というサイトで見つけ、そこに参加させていただくことになりました。
9. 転職活動について (転職成功時の年齢)
28歳
10. 転職活動について (利用した書籍、サービス等)
福祉のお仕事という福祉業界に特化したサイト内の求人検索を利用しました。たとえるならハローワークで取り扱っている求人の福祉バージョンです。
転職エージェントほど詳細が記載されていないので多少の不安を持ちながら問い合わせをしたのを覚えています。
11. 転職活動について (詳細)
転職を決意したときから実質3年かけて転職をしました。金融機関から福祉業界への転職でしたので必要な資格、経験まったく違います。
まずは、福祉業界というのがどういうものなのか身をもって経験するためにいろいろなセミナーに行きました。福祉業界はこじんまりとした法人や大きな社会福祉法人までが参画しており、日々様々なイベントが催されています。
最初に私が参加したのがBBSというボランティア団体です。非行少年少女の学習指導や少年院でのお手伝い(もちろんできることは限られていますが)などを有志とともに行っていました。団体のメンバーのなかには元非行少年で少年院入所歴のある成人の方や家庭裁判所で働いている現役の方など様々でたくさんの意見交換ができました。
その間に金融機関での仕事を継続しながら福祉業界で活かせる、かつ最もお値打ちで比較的簡単に取得できる資格を探しました。福祉系の大学出身のため社会福祉主事という資格はあるのですがいまいちパンチがないので保育士を取ることにしました。あと車の免許。
保育士資格はユーキャンで申し込みました。車校にも土日や仕事終わりに通ったり転職決意1年目は結構せわしなく動いていました。
2年目に入り、まだ保育士取得のための勉強を継続し(試験が年に1回しかないため)ボランティア活動を継続していくなかで自分には福祉業界と一口にいってもどういったところでどういったことをしたいのだろうと考える年でした。
3年目でようやく保育士試験を受験。一発合格でした。無事免許もGET。縁あって就業先も決まり自宅からは通えない場所でしたので転居と車の購入が必要になったのでお金を貯める年でした。金融機関で働きながら夜や土日に飲食店で働き月10万円程を1年間で貯めました。そして物件探しや車購入、退職願いの提出をし無事2016年、次の仕事へむかうことができました。金融機関で就業中に次の仕事は決まりましたが前職が3月退職しないとならず、次の仕事が9月開始で5か月開いてしまったためその間はとにかく一人暮らしを始めるということもあって資金集めということでバイトをいくつか掛け持ちしていました。
12. 転職後について
2016年9月から転職先で働き始めました。
手探り状態で始まった仕事で経験もなくマニュアルもなく不安もたくさんありましたがやりたいことがやれる充実感と一緒に頑張ろうとしてくれる仲間がいてとても満たされていました。ボランティア経験や資格を取得したことがある程度自信にはなっていましたが、いざ現場に入るとそんなレベルじゃまかなえないほどのハードワークで実務経験値を磨いていかないといけないのはとても苦労しました。
13. これから挑戦する人へのメッセージ
転職ができる年齢や回数って決まってないけど実質年齢や世間体で決まっていると思っている方もいると思いますが、本当に人生一度きりなので、やらないで後悔するよりもやって後悔したほうが良いと思います。やりたいことができるって感覚は人生で一度は味わってほしいです。